失敗しないために|丁寧さが守るもの

間違えない仕事
確認することが、信用を守ります。

丁寧さが、失敗を防ぐ
商いをしていると、失敗が許されない時があります。
お客様の大切な日。
節句。法事。
そんな日に、間違えることはできません。
だから、何度も確認します。
丁寧に、作ります。
それが、失敗しないための努力でした。

確認することの大切さ
和菓子を作る時、確認することがあります。
注文内容。数量。納期。種類。
一つでも間違えれば、お客様に迷惑がかかります。

祖父の教え
祖父の言葉があります。
「確認せんと、間違える」
「頭だけで覚えとったら、忘れる」
「書いて、声に出して、確認する」
祖父は、必ず注文を書いていました。
そして、お客様の前で、声に出して確認していました。
「柏餅、こし餡、十個。明日の午前中。よろしいですか」
お客様が「はい」と言うまで、確認していました。
その姿を、今も覚えています。

父の姿勢
父も、確認する人でした。
注文を受けたら、必ず復唱していました。
「桜餅、十五個。明後日の午後三時。お間違いないですか」
そして、作る前にも、もう一度確認していました。
注文票を見て、声に出していました。
「桜餅、十五個。明後日の午後三時」
独り言のように、声に出していました。

父は、言っていました。
「声に出すと、間違いに気づく」
「頭の中だけやと、見逃す」
父の姿勢でした。

私の確認方法
今、私にも確認方法があります。
注文を受けたら、必ず書く。
お客様の前で、声に出して復唱する。
「桜餅、十個。明日の午後二時。お間違いないですか」
お客様が「はい」と言うまで、確認します。
作る前に、もう一度注文票を見る。
声に出して読む。
作り終わったら、数を数える。
注文票と照らし合わせる。
これで、安心して渡せます。

急ぐと、間違える
急ぐと、間違えます。
「これくらい、大丈夫だろう」
そう思った時が、危ない。
だから、急いでいても、忙しくても、手を止めて確認します。

丁寧に作る
丁寧に作ることが、失敗しないことです。
急がない。焦らない。一つ一つ、確認しながら作る。
祖父の口癖があります。
「急ぐな。焦るな。丁寧に作れ」
その言葉を、今も大切にしています。

注文は桜餅でしたが、柏餅を作り始めていました。
途中で注文票を見て、気づきました。
「あ、桜餅や」
すぐに、やり直しました。
確認していなければ、間違えていました。

お客様の大切な日
お客様にとって、和菓子は大切です。
節句。法事。お祝い。
その日に、間違えることはできません。
一つでも間違えれば、信用を失います。
「あの店は、間違える」
そう思われれば、もう注文は来ません。
だから、間違えない。
丁寧に作る。
それが、信用の証です。

曾祖父の言葉
曾祖父の言葉があります。
「一つの失敗が、すべてを壊す」
「だから、失敗せんように、丁寧に作れ」
その言葉が、今も心に残っています。

経営者として
経営者として、確認することは、さらに重要です。
従業員の作った和菓子も、私が確認します。
数量。品質。すべて、私が最終確認をします。
最終的な責任は、私にあります。
確認は、面倒ではありません。
確認することが、仕事です。
それが、プロの責任だと感じています。

結び|丁寧さが守るもの
失敗しないために。
確認を怠らない。
丁寧に向き合う。
それだけです。
祖父の「確認せんと、間違える」という言葉。
父の「声に出すと、間違いに気づく」という言葉。
曾祖父の「一つの失敗が、すべてを壊す」という言葉。
その言葉を胸に。
今日も、確認し、丁寧に作る。
それが、信用を守るということです。

次回予告|変えること変えないこと|伝統と革新
次回は、変えることと変えないことについて書きます。
伝統を守ること。
時代に合わせること。
その判断について、お伝えします。

失敗しないための努力と、丁寧さが守るものについて記録しました。

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