嘘をつかない|祖母が守ったもの

品格は、嘘をつかないことから始まる
祖母の生き方でした。

祖母は、嘘をつかなかった
商いをしていると、嘘をつきたくなる時があります。
都合の悪いことを隠したい。
失敗を誤魔化したい。
でも、祖母は嘘をつきませんでした。
正直に、誠実に、生きていました。
それが、祖母の品格でした。

嘘をつかない
祖母から、嘘を聞いたことがありません。
できないことは、「できない」。
わからないことは、「わからない」。
誤魔化さない。言い訳もしない。
正直でした。

お客様への接し方
祖母は、お客様に正直でした。
ある日、お客様が来ました。
「この和菓子、いつまで持ちますか」
祖母は、答えました。
「二日が限度です」
「三日目は、お勧めしません」
正直に、言いました。
お客様は、驚きました。
「そんなに正直に言ってくれるんですか」
祖母は、静かに言いました。
「嘘をついても、わかります」
「それなら、最初から正直に言う方がいい」
祖母の姿勢でした。

祖母の所作
祖母は、毎日着物を着ていました。
朝着た着物が、夕方まで美しいままでした。
祖母の所作は、美しかった。
それは、日々の積み重ねでした。

義理人情
祖母は、義理人情を大切にしていました。
長年の付き合いを、守りました。
タクシーも、町内の老舗だけでした。
初代からの付き合いでした。
「長い付き合いやから」
祖母は、そう言いました。
人との関係を、大切にしていました。
一度信用した人を、裏切りませんでした。
それが、義理人情でした。

信用を守る
祖母は、信用を何よりも大切にしていました。
「信用は、時間をかけて育てるもの」
「一度失えば、取り戻せない」
それが、祖母の考えでした。

できないことは、できないと言う
祖母は、お嬢様育ちでした。
料理はできませんでした。
でも、それを隠しませんでした。
「私は料理ができないから、任せます」
そう言って、母に任せていました。
できないことを、できないと認める。
それも、品格でした。

「主」と呼ばれた理由
祖母は、「主」と呼ばれていました。
家族からも。
従業員からも。
お客様からも。
それは、肩書ではありませんでした。
祖母の生き方への、敬意でした。

見た目ではなく、内面
祖母の品格は、見た目ではありませんでした。
着物を着ていたからではありません。
お嬢様育ちだったからでもありません。
内面でした。
嘘をつかない心。
正直に生きる覚悟。
それが、品格でした。

時間をかける
祖母は、急ぎませんでした。
焦りませんでした。
毎日同じように、嘘をつかない。
それを、何十年も続けていました。
時間をかけて、信用を育てる。
「金のなる木はない」
「金のなる木を持ちなさい」
祖母の言葉でした。

葬儀のこと
祖母が他界した時、葬儀がありました。
父が闘病中のため、喪主は私でした。
驚きました。
1,000余人が、来てくれました。
車の列が、続きました。
町内のあちこちから、人が来ました。
「主には、よくしてもらった」
「嘘をつかない人やった」
「信用できる人やった」
そう言って、来てくれました。

私が学んだこと
祖母から、学んだことがあります。
嘘をつかない。
祖母のようには、なれません。
でも、目指しています。
「祖母なら、どうしただろう」
答えは、いつも同じです。
「正直に言っただろう」

結び|嘘をつかない
品格は、嘘をつかないことから始まります。
祖母の「嘘をついても、わかります」という言葉。
祖母の「長い付き合いやから」という姿勢。
祖母の「金のなる木を持ちなさい」という教え。
その生き方を、胸に。
今日も、正直に生きます。
祖母が守ったものを、私も守りたいと思っています。

次回予告|休む勇気|働き方と健康
次回は、休む勇気について書きます。
働き続けることの危険。
休むことの大切さ。
健康を守ることをお伝えします。

嘘をつかないこと、祖母が守ったものについて記録しました。

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